ベトナム研修参加報告:2016年度研修・ホーチミン(堀内みな美)

私は、学生のうちに少しでも多くのものに触れ、多様な経験をしておきたい、という思いから異文化相互理解実地研究に参加しました。事前にはベトナムの歴史や国の概要について学んだり、現地での交流に向けた企画など色々な下準備をしたりしました。実地研究期間の前半はホーチミンにて、後半には移動した先のハノイにて様々な施設への訪問、交流をします。自由行動を含め、そこで見聞きしたもの全てが、それまでの自分の生活では出会うことのなかったであろう貴重な体験でした。

 

特にホーチミンでは、ベトナムの歴史や現状を知れる機会が多かったような気がします。証跡博物館は、ベトナム戦争についての写真や模型などが展示され、戦争の経緯や詳しい内容、また当時使用された枯れ葉剤の影響などについて知ることができました。現地の添乗員の方が日本語で説明してくださったため、より詳しく理解できたとともに、事前に自分が調べていたことなどベトナム戦争のほんの一部に過ぎなかったのだと痛感しました。

 

そして、ベトナム戦争の痛ましさを目の当たりにしたもう1つの施設がツーズー病院でした。枯れ葉剤の影響を受けた結果、奇形など様々な障害を抱えて生まれてきた方々が入院されていて、彼らに対面した時には言葉にはならないような、何とも複雑な思いがしました。近年急激な経済成長を続けているベトナムですが、その裏にはベトナム戦争の存在や、そのことでいまだに苦しんでいる人がいるという現実があります。そうした面を知れたことも成果であったと感じています。

 

もちろん他にも、ベトナムの教育について小中学校への訪問や交流から理解を深めたり、日系企業の視察や、現地の大学生との交流を通して学んだりとバラエティに富んだ研修内容で、多様な経験をするという私の当初の目的は達成できたように思います。この経験は自分自身の価値観や考え方を見つめ直すきっかけともなり、ベトナムの文化を肌で感じるような内容の濃い8日間でした。

 

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