源了圓先生のこと

 先生は去る9月10日に逝去されました。(享年100歳・心不全)

先生は京都大学(哲学)を卒業され、本校では13年間勤められました。(昭和38年4月~昭和51年3月)

 教育学科へ赴任された折りは、「日本思想史」が御専門でした。(後年この分野で学士院賞を受けられました)

 先生の御功績は、教育学科のカリキュラムを再編成されたことです。それは、三本の柱―教育学系・心理学系・人文学系―をたて夫々に必修と選択の科目を決められました。特に新しい分野の人文学系に力を注がれ、哲学・芸術・宗教等の科目を揃え、毎年その道の専門家を講師として委嘱しました。

 おかげで三本の柱にそって勉強した学生は広い視野と教養豊かな人間形成が成されたのではないでしょうか。未だに先生の学恩が夫々の人生の歩みの中で、大きな糧となって卒業生を支え続けているのを感じます。

ここに心から先生のご冥福をお祈り致します。

令和2年10月2日 遠藤明子